こんにちは、あっきーです。
今回はご紹介する書籍は「頭のよさとは「説明力」だ」です。
この本は、一言でいうと良い説明とはどういうものか、そして良い説明を行うにはどうしたら良いかが書かれています。
ITエンジニアには多かれ少なかれ説明力が求められます。
- お客様にシステムについて説明する
- チームメンバーに機能の詳細を説明する
- 上司にプロジェクトの状況を説明する
さまざまな状況で「説明」することが多いんです。
そんな中、下手な説明をすると相手からは
「こいつは何を言っているのかわからない。もっとわかりやすく説明してほしい」
と思われ、お客様からの信頼もメンバーからも信頼も上司からの信頼も失われてしまいます。
そうならないために、本書をお読みいただき、どのような説明をしたらわかりやすくなるのか、どのようなことをしたら説明力をパワーアップさせるのかがわかります。
上手な説明は「要約力」が大切
本書では、上手な説明に必要な力は「時間感覚」「要約力」「例示力」であると述べられています。
その中でも特に大切な力は要約力です。
上手な説明は、情報を絞りこみポイントから明示することであると本書でも述べられていますが、そのために必要なことは要点を的確に見つけ体系立てて理解するということです。
それはすなわち「要約力」とも言えます。
上手な説明は、「まず一言でいうと○○です」という風に全体の要約を説明し、そこから詳細に入っていくという流れが基本です。
「要約」は上手な説明の大切なポイントと言えるのです。
悪い説明は要約ができていない
逆に下手な説明というのは、要約ができておらず多くのまわり道をしてようやく核心に触れるという流れのものです。
外堀をせめ、内堀をせめ、ようやく本丸をせめる。
これは悪い説明の典型例です。
情報が絞り込めておらず、説明を受けても情報が多過ぎて結局何も覚えていない。
こんな説明は下手な説明だと覚えておきましょう。
要約力を鍛える方法
では、どうすれば要約力をパワーアップすることができるのか?
本書ではいくつかその方法を紹介しておりますが、そのうちの1つを紹介させていただきます。
それは1週間に1回、読書本を要約するということです。
その本で何を伝えたいのかを要約し、A4の紙一枚にまとめるのです。
これを1週間に1回行えば半年もたたずに要約力、ひいては説明力がつくということです。
まとめ
今回は、斎藤孝さんの著書「頭の良さとは説明力だ」をご紹介させていただきました。
SEに限らず、多くのビジネスマンにおいて説明をする場面というのはたくさんあります。
その時、上手な説明ができるかどうかであなたの能力の見られ方が変わるのです。
上手な説明のポイントはいくつかありますが、その中でも私が一番大切と思った点は「要約力」です。
説明対象の本質をしっかりと理解し、ポイントを解説するということ。
これができるかどうかで上手な説明か、下手な説明かが分かれると言っても過言ではありません。
ぜひ意識してみていただければと思います。
要約力以外にも、本書では様々なポイントを紹介しております。
SEにとって必ず読んでおきたいオススメの一冊となっておりますので、ぜひご一読いただければと思います。