今回は、基本情報技術者試験[午後]を突破する必勝の時間配分についてお話ししたいと思います。
このことを知らないと、午後の試験で1つの問題に時間をかけすぎてしまい、他の問題を解く時間が足らず
自分の力を発揮できないまま不合格となってしまう可能性が高まります。
ですが、本記事を読むことで午後の時間配分目安がわかりますから、
本試験で時間のかけ具合を調整することが可能ですし、
事前にその目安となる時間で解く練習もできます。
本記事は、午後の試験をどのような時間配分で解けばいいかわからない、
初めて基本情報技術者試験を受験される方に読んでいただきたい記事となります。
午後試験には王道と言われる時間配分が存在する
午後の試験は、午前とは異なり時間との勝負になります。
そのため、きちんとした目安が必要となります。
その目安とは、以下の内容となります。
問番号 | 分野 | 選択方法 | 配点 | 目安時間 | |
出題数 | 解答数 | ||||
問1 | 情報セキュリティ | 1問必須 | 12点 | 15分 | |
問2〜問4 | ハードウェア、ソフトウェア、データベース、ネットワーク | 3問 | 4問選択 | 各12点 | 各15分 (計60分) |
問5 | ソフトウェア設計 | 1問 | |||
問6 | プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント | 1問 | |||
問7 | システム戦略、経営戦略、企業と法務 | 1問 | |||
問8 | データ構造及びアルゴリズム | 1問必須 | 20点 | 30分 | |
問9〜問13 | ソフトウェア開発(C、COBOL、Java、アセンブラ言語、表計算ソフト) | 5問 | 1問選択 | 20点 | 30分 |
時間のかかるアルゴリズム、プログラミングについては30分の時間をかけてください。
また、午後の試験で一番初めにとりかかるのがいいでしょう。
その他の問題については1問あたり約15分の時間をかけ、残った時間は見直しの時間とします。
試験時間は150分ですので、上記の合計を差し引くと、残り15分になります。
この時間は見直しに使ったり、多少時間が足りないところに補填したりといった形で利用しましょう。
もちろん問題の難易度、量によって多少の調節は必要ですが、
午後の試験の王道モデルと言われる時間配分は上記の配分となります。
★ご注意ください
2020年の春の試験より、問題の出題数が変わります。
詳細は、IPA(情報処理推進機構)のこちらのページをご確認ください。
上記でご紹介している配分は、あくまで2019年の秋までの時間配分となりますのでご注意ください。
大手資格予備校のTACでもこの配分を推奨
この配分は実際に、大手資格予備校のTACでも午後の時間配分の推奨モデルケースとして紹介しているようです。
TACとは、日本における資格の予備校としてはトップ3に入る学校です。
そんな学校がモデルケースとしてこの時間配分を推奨しておりますので、理想的な配分と言えるかと思います。
午後の試験を王道の時間配分で解いてみよう
それでは実際に午後の試験を推奨の時間配分で解いてみましょう。
[STEP1]
午後の試験問題集を開いて問題を1つ選びます
[STEP2]
上記の目安に沿って選んだ問題を解きます
[STEP3]
目安の時間内で問題を解けたか確認します
いかがですか?
問題は目安の時間内にとけましたか?
まとめ
午後の試験は、王道と言われる時間配分が存在しますので、そちらを目安に解答するのが良いでしょう。
この配分を目安とすることで、あなたは午後の試験に対して自身の持つパフォーマンスを最大限に発揮することができるようになります。
また、事前にこの配分で解けるかどうかも慣れておくことも重要です。
上記の時間を目安に過去問を解いて実践練習を重ねましょう。